二月堂の名前の由来

二月堂の有名な行事と言えば「修二会」ですが、この修二会の正式名称は「十一面悔過(じゅういちめんけか)」と言います。

これは、誰でもが日ごろ知らず知らずのうちに犯してしまっている過ちを、懺悔する行事です。
この懺悔を二月堂の十一面観世音菩薩の前で行うということが「修二会」です。

この「修二会」は、現代では3月1日から2週間行われる。
3月1日は、旧暦では2月1日に当たる。

二月に修する法会という意味で「修二会」の名称になった。
さらに旧暦二月をもとに、「二月堂」と言う名称もこのことに由来しています。

修二会中の3月12日深夜に、若狭井という名称の井戸から観音さまにお供えする「お香水」を汲み上げる儀式が行われます。

このことから、「修二会」は「お水取り」とも呼ばれています。

寒い時期の行事ですが、今年も楽しみに「お水取り」を待ちたいと思います。

二月堂の拝観料とちょっとしたヒント

奈良東大寺を散策するときに拝観料の必要な場所は、大仏殿、法華堂、戒壇堂だけです。

「あらら?二月堂の拝観料は??」

そうです、二月堂は無料なんです。
とてもうれしいですね。

奈良や京都を観光するときの予算で、意外と嵩んでしまうのは「拝観料」ですよね?
一か所づつの拝観料は、少額のような気がしますが、積もり積もると結構な金額になってしまいます。

そんな中、奈良観光でも中心的な東大寺の二月堂の拝観にお金がかからないなんて…
しかも、二月堂は24時間参拝可能なのです。

しかし、最低限のマナーは守りましょうね。
夜間は本堂正面で騒いだり、二月堂で働く方々や地元の住人の方に迷惑を掛けないように注意しましょう。

また、二月堂本堂周辺では、カメラ三脚を使ってはいけません。
もちろん舞台の上もです。

カメラ三脚は、大事に文化財を傷つける可能性がありますからね。
建屋や庭などすべての現存物は保護しなければならないからです。

また、お百度回りをしている方を撮影したり邪魔をしないようにしましょう。
二月堂に参拝している人の目的は様々ですので、お互い相手を思いやる気持ちを忘れずに!!

奈良二月堂界隈の観光状況

 奈良には、公私共に何度も訪れています。
 そこで感じることは、ホテル等の宿泊施設の料金が非常に高い印象があります。

 プライベート旅行ならまだいいのですが、仕事で出張するときには、宿泊料金が嵩み非常に痛いです。

 仕事で宿泊する場合には、宿泊代の上限が決まっています。
上限を超えると、自腹になってしまいます。

 奈良に出張するときには、いつも自腹です(笑)
 奈良に程近い、観光のメッカの京都ですら、リーズナブルなホテルが増えてきています。

 京都も宿泊費が高いと思っていたのに、奈良はその上を行っています。
 しかも、奈良は宿泊施設が少ない印象があります。

 急な出張では、ホテルを取れないことが多いです。
 しかも、ほとんどの場合、料金の安めのホテルから、予約が埋まっていきますからね。

 ですから、高いホテルになる確率が高い
 最近では、そういった時には、高いホテルは避けて、京都に泊まることにしています。

 近鉄で20分程ですし、京都のホテルのほうが安いですし、圧倒的にホテルの数が多いので、泊まれないってことはほとんどありますえん。

 お水取りなどの、観光客が集中するときには、奈良でのホテル探しは困難でしょう。
 京都に泊まって移動したほうが利口かも知れませんね。

季節の中の二月堂

 二月堂が最も美しく映える季節は、やはり紅葉の時期の秋でしょうか?
 山一面が、赤く燃えたような美しく彩られる様は、絶品です。

 紅葉の季節は、上院地区まで上がっての眺めよりも、奈良公園から上院地区を見上げた方が美しいです。
 また、秋にはおいしい季節の食材もそろい、味覚の方でもとても素敵な季節です。

 しかし、二月堂のメインイベントの”お水取り”は、3月に行われます。
 冬から春にかけても、二月堂には重要な季節です。

 特に、3月12日の「お水取り」は、非常にたくさんの観光客が訪れます。
二月堂の下にある「お松明」が見れる広場には、3千〜4千人の人が入ることが出来ますが、毎年2〜3万人が「お松明」を見に訪れるため、たいへんな賑わいです。

 これほどたくさんの人が訪れると、「お松明」を見るのには交代制にせざるを得ないようです。

 「お松明」の火の粉をかぶると、1年間健康に過ごせるとのことです。

 火の粉と言っても、かなり大きな塊も降ってきます。
 出来るだけ近くに寄りたいと言う方は、こげても良い洋服で見に行ったほうがいいようです。

 出来れば、二月堂にはこれらの季節に訪れたいものです。

二月堂のみどころ

 奈良を訪れるほとんどの方は、二月堂や大仏殿のある、奈良公園に足を運ぶと思われます。

 後は、法隆寺などの名所もありますが、さまざまな名所旧跡が集まっているのは、ここなら公園です。

 東大寺といえば、大仏殿を思い浮かべてしまうのではないでしょうか?
 確かに、大仏はスケールも大きく見ごたえもあります。

 大仏殿は印象に残りやすいと思います。

 しかし、私は二月堂や三月堂のある上院地区が大好きです。
 急な斜面を登っていく必要がありますが、山腹から望む奈良市界隈の風景がとてもすばらしです。

 その眺めと、二月堂などの上院地区のたたずまいを同時に楽しめますので、苦労して登っていった甲斐があります。

 二月堂には、重要文化財も多く、二月堂自体は国宝です。

 重要文化財には、二月堂閼伽井屋・二月堂参籠所・二月堂仏餉屋があります。

 重要文化財や国宝とともに、二月堂・三月堂の上院地区をお楽しみください。

二月堂とお水取り

 毎年、3月12日に二月堂で行われるお水取りは、毎年3月1日〜3月14日に行われる修二会(しゅにえ)の法要の一部であり、1250年以上の歴史を持っています。

 このサイトにきて頂いたあなたは、二月堂のお水取りの歴史や、法要の進め方などは、すでにご存知なのではないですか?
 他のいろいろなサイトで語られていますからね。

 せっかく、当サイトにお越しいただいたので、他にはないお話しを少ししますね。

 二月堂のお水取りは、火を使います。
 しかも乾燥した時期に行うため、いつでも火災と背中合わせです。

 実際、二月堂は火災で消失しています。

 東大寺の二月堂を始め、三月堂・四月堂・大仏殿などには、数々の国宝があります。
 これらが、火災で焼失してしまうことは避けなければなりません。

 そこで、1998年に防災システムを導入しました。

 また、国宝が盗賊によって盗まれる恐れもあります。
 同時に防犯対策も打たれました。

 大仏殿の上方には、かなり大きい水槽があって、万が一の時には大量の消化水が大仏を守る仕掛けになっています。

 二月堂、三月堂、四月堂を含む、上院地区のすべての建築物にも、防犯&防災が施されています。

 これらのバックボーンによって、安心して”お水取り”が行われているわけです。

二月堂の歴史と現在

 二月堂は、奈良東大寺の上院地区にあり、国宝に指定されています。
 752年(天平勝宝4年)に孝謙天皇の勅願により、実忠和尚が創建しました。

 回縁があり、斜面に建つ懸崖造です。

 旧暦2月に「お水取り」が行われることから二月堂と呼ばれています。

 二月堂は、2度の戦火(平重衡の兵火(1180年)、三好・松永の戦い(1567年))にも、焼け残ったと言われていますが、寛文7年(1667年)の「お水取り」で失火で焼失してしまいました。

 現在の建物は、その2年後に再建されたものです。
 そして、二月堂の建物は2005年12月に国宝に指定されました。
 

 二月堂は、東大寺の敷地内にありますが、上院地区と呼ばれる、山の中腹にあります。

 二月堂を観光するためには、かなりの急坂を登らなければなりません。
 かなりの体力が必要になります。

 しかしながら二月堂からの眺めは、奈良市内が一望でき、とても素晴らしいものです。

 がんばって登った努力を裏切らない、素晴らしい眺めが楽しめるはずです!